ロビンソン、アリス、プーさんにナルニア……おなじみの名作たちは、本当は何を語っている? 「作者の言いたかったこと」と同じくらい、「作者が言おうとしたわけではないこと」もおしゃべりかもしれない。本のページは冒険の扉、言葉や文は未知の森。あの物語を「いま」のあなたが読む意味とおもしろさ、体験してみませんか。
はじめに
第1章 マザー・グースーー「子ども」の発見と「笑い」への招待
〈コラム〉 マザー・グースの翻訳について
第2章 『ロビンソン・クルーソー』--奴隷の海とヤギの島
〈コラム〉 『ロビンソン・クルーソー』の影響を受けた作品
第3章 『クリスマス・キャロル』--クリスマスの音色と社会の不正義
〈コラム〉 何を食べるか、誰と食べるか
第4章 『不思議の国のアリス』--ウサギの時間と帽子屋の時間
〈コラム〉 『アリス』にみるアジア
第5章 『クマのプーさん』--ぬいぐるみのクマと戦場の「穴」
〈コラム〉 クリストファー・ロビンの島
第6章 『ライオンと魔女』--善なる子どもたちとさすらう獣
〈コラム〉 『ライオンと魔女』のユーモア
第7章 『第九軍団のワシ』--壊れた夢の修復と「故郷」の発見
〈コラム〉 「帝国」を支える装置としての言語
ブックガイド
翻訳に使った原書
おわりに
レビュー(0件)