勘違いから始まりましたが、最強辺境伯様に溺愛されてます
ある日突然、異世界に転移してしまったナガセ。見知らぬ土地で恐ろしい生き物に襲われかけていた彼女は、常人離れした身体能力を持つ辺境伯・レオニダスに救われる。言葉が通じない中、自分を気づかってくれるレオニダスの様子を見て、彼を信じることを決めたナガセ。生まれ故郷となにもかもが違う世界で、言葉を覚えたりピアノを弾いたりと懸命に生きる中、胸の内に生まれたのはレオニダスへの特別な感情。しかし、レオニダスは彼女を『男の子』だと思い込んでいたようでーー? 勘違いしていたはずなのに、過保護な溺愛が止まらない!? 濃密ラブファンタジー、開幕!
レビュー(3件)
なろう系傑作TL小説の縮小改変版
元作品は情景描写や視点変更を伴う登場人物達の心の機微、世界観の描写が迫ってくるかなり物語性のある作品でしたが、この本はその中から恋愛要素を抜粋し、糖度を高め、元作品の割と序盤に近い部分でキリ良く話を締めています。 元作品の重複部分はすでに削除されているのが残念ですが、シンプルに改題されたタイトル通りの優しくしっとりとした恋愛小説として完成されています。これはこれでとても好きです! ただ、元作品が好きだったので、一部登場人物削除、描写削除など元作品の良さはだいぶ削れているの残念だなと感じました。なにより作品タイトルが改題されています。正直書籍化するなら5万文字くらい加筆して全3巻くらいにして欲しかったのでそこは残念だったなと……恋愛小説としての完成度はかなり高いので、優しい物語を読みたい方にはお勧めです。
孤独なヒロインが異世界転移して……という王道TL。 言葉の通じない世界で精一杯頑張るヒロインの不安となんとか生きていかないとと頑張る姿は応援したくなる可愛さ。こりゃーヒーローも勘違いしてても惹かれていっちゃう! 包容力あふれるヒーローには好感が持てるし他の人物も良い人ばかりでヒロインの緊張がとけていく過程が丁寧で癒された。 ただ読み終わってみると重要人物かと思ったキャラが後半全く出てこなかったり(犬は一匹でよかったような)伏線だと思っていた話は起こらずに終わってしまいなんだか少し消化不良。森や母親やヒーローのギフトの話なんだったの?そしてアルベルト……話の都合上知ってて伝えなかったというのはわかるけど、自分のせいだと言いつつも暴行を受けたヒロインの手を勝手に握るわ、余裕だねとか言い出すわ軽薄さに引いてしまった。 またこれは内容とは関係ないけど帯に書いてあるような激しく乱されるというような感じでないことも気になった。優しく包み込むような愛に心も身体も乱される、とかの間違いでは?似たようなタイトルが並ぶ中、帯の内容に惹かれて購入を決める人もいるでしょう、もう少し中身に添った読者に誠実な売り文句を考えて欲しいです。