潜入班に届いた複数の失踪事件調査依頼。
それらはいずれも『案山子に山の神が依る』との伝承がある中部地方の廃村「ソメ村」での事件だった。
村では昭和の半ばから幾度となく女性が失踪、未解決のまま現在に至る。
大規模な工場の建設が決まり、今が行方不明者捜索の最後のチャンスだと言うのだ。
清花たちは案山子が乱立する不気味な村に潜入。
消えた女性たちの生きた証を追う中で、おぞましい村の秘密に気づくーー。
大人気シリーズ、戦慄の第5弾!
プロローグ
第一章 凍らせないでというメール
第二章 消えていく村
第三章 ネバーランドと甘いおにぎり
第四章 田の神迎えと送りの儀式
第五章 幽霊騒ぎ
第六章 山から来る神の群れ
第七章 DOLL
エピローグ
レビュー(15件)
同著者の「夢探偵フロイト」の完結編と同時購入しました。 この巻で、鳴瀬清花というキャラクターが、ようやく血肉をもって独り立ちしてきた印象です。 「第一線」や「精鋭部隊を率いるリーダー」といった鎧を外すと、非常にピュアな熱血&敏腕刑事だったのですね。シリーズ当初は自己中にみえてなかなか共感できず、次巻が待ち遠しいという感じではありませんでしたが、だんだん応援したくなってきました。元ダンも惚れ直すのではないでしょうか。 内容的には想定内、というか、オチが読めてしまいました。しかし、郷土の特色をうまく織り込んであり、最後まで飽きずに読み通すことができました。 読後感は悪くないです。