恋愛ではない場所で、この飢餓感を冷静に処理することができたらいいのに。「本当のセックス」ができない結真と彼氏と別れられない美紀子。二人は「性行為じゃない肉体関係」を求めていた。誰でもいいから体温を咥(くわ)えたいって気持ちは、恋じゃない。言葉の意味を、一度だけ崩壊させてみたい。表題作他一篇。(講談社文庫)
性行為には、本物と偽物がある。
人肌を求めるだけなら、それは、恋じゃない。
恋愛ではない場所で、この飢餓感を冷静に処理することができたらいいのに。「本当のセックス」ができない結真と彼氏と別れられない美紀子。二人は「性行為じゃない肉体関係」を求めていた。誰でもいいから体温を咥(くわ)えたいって気持ちは、恋じゃない。言葉の意味を、一度だけ崩壊させてみたい。
表題作他一篇。
●星が吸う水
●ガマズミ航海
星が吸う水
ガマズミ航海
レビュー(47件)
特異な性意識
男と同じく、溜まったものを抜かないとやりきれない女を描いた表題作。30歳の女友達2人が加わって独特の性の世界を創り出す。もう1本の「ガマズミ航海」は、性行為ではないセックスを考えさせる。いずれも著者独特の性意識を紡いでいるが、他の作品に比べると、やや劣る。また、背表紙のカバーに記された内容紹介文が、何とも理解しがたい。編集者の責任か?