世界有数の診療実績を誇る大腸・肛門疾患の専門病院である松島病院の,100年にわたる肛門疾患手術のエッセンスを言語化した手術書.肛門部の代表的な疾患に対し,手術写真とその要点を表した手術イラストを用いて「なぜそうするのか?」という治療コンセプトとともに手術手順をわかりやすく解説.確信をもって手術に臨み,判断が分かれる難しい症例にも的確に対応する力を身につけられる一冊.
第1章 序 論
第2章 総 論
A.手術に必要な解剖と用語
1.肛門管の上皮
2.肛門腺
3.肛門管周囲の筋
4.肛門の血管
5.肛門の神経
6.肛門管周囲の組織間隙
B.手術の考え方
1.痔 核
2.直腸粘膜脱
3.裂 肛
4.痔瘻,肛門周囲膿瘍
5.直腸脱
6.膿皮症
7.毛巣洞
8.尖圭コンジローマ
C.肛門部手術の麻酔
1.外来手術(局所麻酔下処置)
2.手術室での肛門疾患全般の手術(腰椎麻酔,静脈麻酔)
3.手術室における全身麻酔手術
D.体位,セッテイング
E.手術に必要な器具
1.準備しておく器具
2.使用する糸
F.術前検査で問題となる併存疾患
1.糖尿病
2.免疫抑制薬服用
3.放射線治療後
4.腎機能障害
5.肝機能障害
6.血小板異常,凝固異常,抗血栓薬服用
7.緑内障
8.炎症性腸疾患
第3章 各 論
A.痔核の手術
1.待機手術:結紮切除術
2.嵌頓痔核の手術
3.難易度の高い手術
4.硬化療法
5.痔核結紮切除術中のpitfallと次の一手
6.術後合併症と対処方法
7.各治療法の特徴と利点・欠点
B.直腸粘膜脱の手術(MuRAL法)
1.MuRAL法の概要
2.手技の解説
3.MuRAL法と他の治療法との比較
C.裂肛の手術
1.肛門狭窄がある場合
2.肛門狭窄が軽度の場合
3.術後合併症と対処法
D.痔瘻の手術
1.低位・高位筋間痔瘻(2L型・2H型)
2.3型痔瘻
3.4型痔瘻と複雑な痔瘻
4.術後合併症と対処方法
5.Crohn病の痔瘻に対する手術
E.直腸脱の手術
1.経会陰手術
2.経腹的手術
F.膿皮症の手術
1.膿瘍期と慢性期
2.手術創のデザイン
3.痔瘻を合併している場合
4.病変が広範囲の場合
5.術後合併症と対症療法
G.毛巣洞の手術
1.手術の概要
2.手術創のデザイン
3.一次縫合は可能か,一次縫合できない場合の処置
H.尖圭コンジローマの手術
1.コンジローマの切除方法
2.手術以外の治療法
3.術後合併症と対処方法
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