ユニークな形状のバウムクーヘンは、いつ歴史に登場して、どのように発展してきたのか。パンや料理、菓子の間で行きつ戻りつしながら形作られてきたプロセスを明らかにし、19世紀から20世紀の初頭にドイツで菓子の王と称されるまでになる歴史を照らす。
まえがき
序 章 心棒に生地を付けて直火焼きする方法
1 なぜバウムクーヘンなのか
2 菓子の歴史研究の現状
3 フリッツ・ハーン「バウムクーヘンの系譜」
4 本書の構成とその概要
第1章 パンなのか、料理なのか、彷徨の時代
1 第一期ーーオベリアスについて
2 第二期は紐状の生地
3 第三期ーー十六世紀の板状生地
4 第四期ーー卵生地の出現
5 完成一歩手前の第五期
第2章 バウムクーヘンの完成
1 バウムクーヘンの完成前期
2 バウムクーヘンの完成
3 バウムクーヘンが内包するもの
第3章 日本での転成
1 明治以降の洋菓子導入の軌跡
2 本場の味から日本の味へ
3 日本製バウムクーヘンがもたらしたもの
終 章 再び、串に生地を巻き付けて直火で焼く方法
1 バウムクーヘンの味の変遷
2 再び、串に生地を巻き付けて焼く方法
参考文献
あとがき
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