世界各国で世界金融危機後の非伝統的な金融政策からの脱却や新たな金融システムへの移行が模索されるなか、わが国でも「金利のある世界」への回帰が大きなテーマとなっている。本書は、中央大学企業研究所の世界金融危機後の金融システムに関する研究チームにおける研究成果をもとに、リーマン危機後の資本主義経済の変貌や金融環境の変化に対して各国の金融制度や規制、投資評価、ESG投資や不動産投資に関する分析を収録したものである。関連分野の研究者はもとより、景気の行方に関心を持つビジネスパーソン、ビジネスを学ぶ大学生、など幅広い読者層にとって新しい時代の経済の行方を考えるためにぜひとも読んでおきたい好書である。
第1章 アベノミクスと資本主義の変貌
第2章 日本銀行の財務の債務超過化の必然性をめぐって
第3章 利子率決定のテイラー・ルールと信用及び貨幣の創造の統合マクロ金融モデルと金融財政政策
第4章 労働分配率と実質賃金率及び実質為替相場の短期マクロ動学モデルと成長モデルによる安定性分析
第5章 銀行系列の資産運用会社のパフォーマンス評価
第6章 不動産投資とESG
第7章 LIBORの誕生から終焉
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