福利厚生は、企業が生存と成長のため、環境変化に適応するため策定する「戦略」への明確な貢献を目指し、企業成長に直接的であれ間接的であれ、意図的に関与すべきであると著者は主張する。コロナ禍の衝撃やテレワークの拡大により機能不全になった施策もあるが、柔軟に適応し進化が求められる。
戦略的福利厚生は、従業員の良好な生活の確立・維持のための「生活効果」、心身共に健康な重要員が活躍できる職場が高い生産性を生む「経営効果」、そして人的資本経営が言われるなかでの「資本効果」の三つの効果をもつ。企業と従業員が福利厚生を通じて互恵性、win-winの関係を持つが、それに加えて人的資本投資においても有効な手段であることを示してくれる一冊。
第1章 コロナ禍の衝撃と福利厚生
1.福利厚生の原稿
2.コロナ禍が福利厚生に何をもたらしたのか
3.With&Afterコロナ時代の福利厚生
4.Withコロナの中での注目したい動き
5.見すえるべきWith&Afterコロナの世界とは
第2章 人的資本経営と福利厚生
1.人的資本経営のインパクト
2.人的資本可視化指針にみる福利厚生
3.人的資本経営に活かすべき福利厚生の特性
4.人的資本経営とエンゲージメント
5.福利厚生投資が生み出すもう一つの貴重な資本 社会関係資本
6.人的資本経営における福利厚生の役割
第3章 経営的効果の検証、その理論的背景と運用
1.福利厚生は「福祉」か、「投資」か
2.経営的効果は実在するのか
第4章 戦略的福利厚生の実現のために
1.近未来の福利厚生・・・進化の方向性
2.多重的な構造体への進化
3.多様な働き方受容するオープンシステムへ
4.わが社の戦略的福利厚生実現のために
レビュー(0件)