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理系学生伝説の参考書『物理数学の直観的方法』の著者による、画期的な経済数学の入門書。理系と文系の中央位置から、双方を視野に入れる独自のアプローチで直観的な理解の道を拓いていきます。本書「マクロ経済学編」では、現代経済学の最重要理論であり「二大難解理論」の一方の「動学的マクロ均衡理論」を一気に理解することを可能にします。 理系学生伝説の参考書『物理数学の直観的方法』の著者による、画期的な経済数学の入門書。 現代の経済学は、物理学に基づく高度な数学を取り入れているため、難解なイメージがあります。本書では、理系と文系の中央位置から、双方を視野に入れる独自のアプローチを取っているため、直観的な理解の道を拓くことができます。 経済数学の二大難解理論である「動学的マクロ均衡理論」「ブラック・ショールズ理論」。この2つの理論の頂上部分を直観的に理解することで、今まで難物だった他のこまごまとした数学技法を、ちょうど一番高い2つの山からそれより低い山を見下ろす要領で、精神的に呑んでかかって楽に理解できるようにします。 本書「マクロ経済学編」では、二大難解理論の一方で、経済学の最重要理論である「動学的マクロ均衡理論」を一気に理解することを可能にします。 本書では、専門課程の学生のための本格的な数学的部分を後半部分に集中させることで、前半部分は一般読者でも読めるように工夫されています。そのため経済学部の学生が本書を数学の難所突破の特効薬として使うのはもちろん、一般読者の方々も、本書を数少ないこれらの一般向けの解説書として使うこともできます。 第1章 初級編 1.経済学は物理の思想からどう影響を受けて発達したか 2.「二大難解理論」以前のケインズ経済学 3.米国の経済思想と動的マクロ理論の登場 第2章 中級編 1.フェルマーの原理に隠された動的理論の本質 2.「最速降下線」によるさらに高度な部分の理解 第3章 上級編 1.動的マクロ理論の各モデル 2.各モデルの具体的内容 3.ラグランジュ乗数とハミルトニアンの関連性 第4章 経済学部で知っておくべき微分方程式の基本思想 第5章 固有値の意味 第6章 位相・関数解析
レビュー(21件)
数学を解釈する
人文系の大学学部出ですが、読んでいて理解が深まる箇所もあり面白かったです。 ・エントロピー ・三体問題の難しさを行列で理解する。
経済は素人ですが、勉強したいので購入
物理数学の方は以前買って、大変良かったので、経済数学も購入しました。まだ全部読んでいませんが、取っ掛りとしていいと思います。続編も出るようですので、購入予定です。電子書籍版も出版されていますので、どちらを買うか悩むところですが、今回は紙を買いましたが、値引きを考えると電子書籍版もありかと思います。