先輩がいると、この世は不可思議で、たまらなく面白い。
巧みな話術のうちに意外な結論に辿り着く
謎解きの醍醐味あふれる五編を収録
名探偵・猫丸先輩の、気ままなる生活と推理。
電光看板の底に貼り付けられた不規則なアルファベットの文字列、亡き母が残した庭にかわるがわる訪れる悪気なさそうな侵入者たちーー風変わりな名前の“先輩”は日頃ふらふらしては、愉快なことには猫のごとき目聡さで首をつっこむ。そして、どうにも理屈の通らない謎も、彼の饒舌にかかれば、ああだこうだと話すうちにあっという間に解き明かされていくから不思議だ。さて、名探偵・猫丸先輩の推理は如何に。
■目次
「ねこちゃんパズル」
「恐怖の一枚」
「ついているきみへ」
「海の勇者」
「月下美人を待つ庭で」
レビュー(9件)
何せ堂々と副題に「妄言」である旨掲げられている以上、真に受けるべきではないのだろう。 『恐怖の一枚』は丸ごと胡散臭いし、『ついているきみへ』も話半分と見た。 しかも本書最大の謎=“じんごちゃん”に至っては、実像が不明のままである。 でも、まぁ、猫丸先輩だから、これはこれで良いのでは。