ある会社経営者がF計画と呼ばれる経済活動を行い、アジアの西国に対抗しようとする。そして、大化の改新を成し遂げた中大兄皇子と似た立場の首相を擁立し、小さい政府を推進する。だが、西国の干渉のため、F計画は頓挫し、小さい政府も西国に牛耳られる。そういう未来の日本が舞台である。 そこで、新たに大海人皇子役の政治家を立てて、壬申の乱を参考にして難関を克服しようとする。計画は成功したかに見えたが、その政治家が北国の支援を受けたために、北国に操られるようになる。彼の政治資金は、北国の息のかかったの本の研究所から出ていた。あまり欲張って研究所の規模を拡大したために、大事故が起きてしまう。それが、さらに、ウイルス漏洩事故に発展する。ワクチンが開発されるまで、研究所のある村は閉鎖される。後に、その研究所の仕事は、支配する役人や職員を利するためだけの意味のない研究であることが分かる。 大海人皇子役の政治家に不安を懐いた会社経営者は、後の持統天皇の役をある女性に託し、西国や北国の影響を排除した小さい政府を目ざす。それが実現して未来の奈良時代となるが、北国や西国の弱体化が小さい政府の弱体化ももたらす。
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