医師である筆者の家族がアルコール依存症に罹患。アルコール依存症の患者を抱えた家族は出口のない深い暗闇の中にいる。そもそも本人に病識(自分が病気であると自覚すること)がなければ病院も行政も役に立たない。筆者の家族の場合、アルコール外来を専門とする医師と出会い、飲酒問題や薬物問題に悩む家族のためにアメリカで開発されたプログラムに出会うことが出来、アルコール依存症を克服しつつある。本書は、家族、医師、そしてもちろん本人がアルコール依存症と向かい合い、立ち直りのきっかけをつかんだ壮絶な記録であり、アルコール依存症の患者を持つ家族の前に立ちはだかる行政の壁についても重要な問題を提起している。
1 序章/2 きっかけ/3 父の死/4 顕在化/5 アルコール依存症との戦い/6 強制入院/7 別居、そして離婚/8 CRAFTとの出会い/9 叔母の孤独死/10 CRAFT開始/11 一人暮らし/12 職場の対応/13 家族LINE/14 諸刃の剣/15 断酒への決意/16 経過を振り返って/17 まとめと考察
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