神との合一に到るための階梯を詳述したカトリック神秘思想を代表する作品。ヨハネは自らの詩に註解を施すかたちで神学的思索を行い、魂の浄化に向かう道を指し示す。「この山にはただ神の誉れと栄光だけが住まう」とされるカルメル山。すべてが闇の内へと沈む「暗夜」を通り抜け、山の頂きへ達するには、この世のあらゆることどもから──自分自身からさえも──逃れなければならない。魂の全き赤裸と神的一致をめぐる教説は、キリスト教徒を超えて人々に多大な影響を与えた。スペイン文学の至宝でもある古典を名訳でおくる。 解説 鶴岡賀雄
序文(御聖体のルチオ神父)
霊魂の能動的暗夜
第1部 感覚の能動的暗夜
第2部 精神の能動的暗夜ーー理性
第3部 精神の能動的暗夜ーー記憶と意志
訳者あとがき
訳語解説
解説(鶴岡賀雄)
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