10年以上前に刊行された書籍ですが、今、日本の家電メーカーが薄型テレビで韓国メーカーに追い詰められている現状もこれで見事に説明できます。家電メーカーのトップはこの本に学ばなかったのだなぁ、と思いきや、帯の推薦文は、現在四期連続赤字でトップの進退が俎上に上るソニーのCEO(当時)出井伸之氏のものでした。いわく「変革の時代、過去の成功体験こそが企業自己改革の足枷となる。この困難を克服するためのヒントがここにある」。『さよなら僕らのソニー』という書籍まで出版される現在、かなりの皮肉だと嘆息せざるを得ません(本文にはソニーのかつての栄光が取り上げられているのですが)。