直木賞受賞作ということで購入。村山さんの本も初めて。 これの前に読んだ本が少々重いテーマだったので、「少し軽めのラブストーリーでも」なんてタイトルから勝手に想像して読み始めたら、これが軽め、どころか相当重いテーマの作品だった。 家族ひとりひとりの私小説がまとまって、ひとつの大きな物語になっている。 登場人物のそれぞれが、人間なら誰にでもある、自分自身の「どうにかしたいが、どうにもならない」部分で、誰にも言えない、言っても仕方のないことが描かれています。 作品のクオリティは◎。