改めて見直した

テレビ番組の司会をやっている村上龍氏は知っていても、その作品はあまり知らなかった。まして芥川賞を取った本作は、多少抵抗があって読んでいなかった。発表から長い時が経って、本作を読むと、当時の衝撃が分かるような気がする。内容はヤクとセックス、暴力、その間にプロットがあるようでない。確かにそれまでの日本文学には無いものであり、新しかっただろう。ただし、アメリカ文学には既にこのような作品が現れており、さらに遡れば、ジェイムズ・ジョイスに行き着くかもしれない。日本文学の流れを見るときに必ず通るべき作品だと思う。