我が子を殺した犯人が死刑判決を受け、その刑が執行されても、遺族の気持ちは晴れないし吹っ切れない。まさしく本の帯にある通り「死刑は無力」なわけですが、かといって犯人がどこかでのうのうと生きていれば、やっぱり遺族の方達は納得のいかない思いに苦しむことになる。かたや死刑に関し、冤罪が「絶対に」ないようにするというのも難しい話であって・・・と読者としても悶々と考えさせられるストーリーでした。