2006年版の「このミス」ベストテン入りしただけあって、とにかく面白かった。 東京でのサラリーマン生活からドロップアウトして故郷に戻って来た主人公(その理由がアトピー性アレルギーというのも面白い)が、自営業でも始めるかと調査事務所を開く。専門は犬探し。が、成り行きから引き受けることになった初仕事は犬ではなく人探し。 一人の人間が姿をくらます背景には、あ~こんなこともあるのかあ・・・としばし考えずにはいられない結末。 一人称で語られるどこか飄々とした米澤節も冴えている。