桐野夏生氏は、いつもタブーや奇麗事をなくし、分析的に物事を曝け出して書く迫力のある文章だ。 女性にとって美醜がどれくらい重いウエイトを占めるかを(主観であれ客観であれ)テーマの一つとして切実に書いている。 キーとなる登場人物が語る言葉、必ずしもそれら皆が真実を語っていない。そういった点で読んでも面白いと思う。