凡人目線の天才観

まず天才や秀才の定義付けからして雑で、ステレオタイプなイメージを前提に話が進められていて、この時点でかなり興醒めなのですが、世の中、こと日本においてはこの虚像としての天才に強い憧れを持ってる人が多いんだなぁ、というのが改めてよく分かります。 定義が曖昧な分、読者は自分や身のまわりにいる人間をバーナム効果で当てはめてしまう余地があるというあたりが、カタルシスひいては高評価につながってるんじゃないでしょうか。 集合知(の側面もあるSNS等)に対する違和感を考察するには面白い本でした。