微妙。

1章の「学ばない子ども」の話で力尽きた。 残念ながら、著者は教育学に不案内のようである。 教育学分野で議論されていることが踏まえられていなかったり データに基づかず、印象による記述が続くため、 学校に関わる立場からすれば、的外れまたは極端なものが多く ほとんど共感できない。 筆者は自分の子の授業参観と 大学の教え子の実習先の見学くらいでしか 教育場面を見ていないそうなのだが たかだかそれくらいの経験で、よくぞここまで 教育にまつわる言説を膨らませられるものである。 「まぁそういう見方も可能だけど、多分違うよね」 というレベルのものである。 こんなエビデンスに基づかない本が売れるとは 日本の斜陽はずいぶんと進んでいるようである。