1巻は面白くなかったが、2巻は一転して俄然面白い。 終始緊張感のある展開。 細やかな描写で、メインキャスト以外のキャラクターの存在感も出てきた。 1巻のような主人公だけの話でなく、それぞれの抱える現実が描かれて青春群像劇になった。 主人公という縦糸だけだった筋に、野球部の横糸が加わって物語が広がった。主人公の世界も。 息を詰め、まばたきも少なく読みきりました。 心地よい緊張感。 これならば賞を獲ったのも頷ける。 情景描写の散らし方はちょっとバランス悪いかな、とも思うが。 しかし相変わらずマチェールは子供向けじゃない印象。 子供が読むのはちょっと大変かも。 ホスピスなんて単語が舞台でなく「比喩」としてサラリと使われていたり。 意味わかんないよなあ、大抵の子は。 中学生なら難なく読めそう。 児童文学って冠されてるから小学生がターゲットなのかと思ったけど、中学生向け。 児童って小学生までだから。 児童文学というより、ジュブナイルといった方が相応しいと思われる。