数年前購入し、何度も読みこんでいた文庫本が傷んできてしまったため、新品をリピ買いしました。(買い替えをしたくなるほど素晴らしい作品です!)実際に起こった遭難事件の顛末を丁寧に調べ上げ、遭難の悲惨さ、軍隊組織のなかでの指揮系統の混乱などを描き上げた、新田氏の重厚な筆致には感嘆するばかり。冬山はもちろん、夏山での遭難も後を絶たない近年、この作品は是非一読すべきだと思います。