今、NHKでやっている『出雲の阿国』の著者、 有吉佐和子さんの作品の中でも特に印象に残った。 一人の女性を色んな人の証言で創り上げていく。 人も物事も多面体と実感させてくれる。 有吉さんはもう亡くなってらっしゃるんだけど、 その描く世界は現代にもつながるような鮮明さがあり 読むほどにスピードがついて引き込まれていく。芥川龍之介の『藪の中の』を思い起こさせる一冊でした。