明治32年5月、南方の漁業調査のために太平洋上を航海していた船が座礁し、船長以下全16人の船員が近くの無人島に漂着、以後無事救助に至るまでの約4ヶ月の様子を描いた漂流記。雨露をしのぐ住居、そして何より飲み水と食料を確保するための様々な苦労、あれこれと策を講じて船員の不安を和らげようとする船長のリーダーシップ、船員とアザラシとの心温まる交流などが胸を打つ。