一貫してますね。

天童荒太氏の作品と言うのは 「読みたい!」「楽しみ!」等の感情を持てない。 人間の本質とも言うべき部分を 根っこから浮き彫るのだ。 そこには全てを飲み込むパワーと優しさが同居している。 そのパワーが圧倒的で「読みたい、楽しみ」と言った 単純な感情より、ある種の怖ささえ感じるのだ。 この「悼む人」でも容赦なく、問いかけ、考える事を求め、 自分を見つめさせる。 この踏み込むの深さを一貫して繰り出す 天童荒太と言う作家いや伝道師の 創作意欲に敬服しております。