やっと会えた胡乱さん。

原題「The Doubtful Guest」 Doubtful は いかがわしい、あやしいなどの不穏当な意味を「胡乱(うろん)」と訳した役者さんのセンスに脱帽です。 内容はおもわずくすっと笑ってしまうような理不尽さが、胡乱な客のなんともコミカルな姿にマッチしていてほほえましくもあります。 前評判で「子供」と評されていたのですが、読んでいくうちにゴーリーの猫愛からくる猫も混ざっているように感じました。 短い英文の1センテンスを短歌形式でなるべく韻を踏んで訳していて、やや意訳だったりはしょったりしていますが、あとがきには一般的な訳も付いています。 言語が違うので、英語を解する人でないとゴーリーが踏んだ韻は正確には分からないですが、これはこれで十分楽しめる作品です。