傑作。同じ作者の「本所深川ふしぎ草紙」は第1話が突出して素晴らしかったのだけれど、こちらは第1話よりも第2話、第2話よりも第3話、第3話よりも第4話…というように読み進めるごとにどんどん面白くなる。短編集としてのバランスがとてもいいです。江戸時代に生きる市井の人々の顔が、まるで隣人のように脳裏に浮かぶ。