幼児の観察に基づく「食いつきのよしあし」を淡々と語っているため、読んでいて疲れません。筆者の思い込みではなく客観的な事実に即して書かれているのだろうと思われますが、非常に科学的な感じがします。 ただし、それが本当に将来の好き嫌いのなさにつながるのかはこの本のよしあしとは別に疑問。(幼児にとって「苦手なものを食べることができた」という自信は確かに大きいものですが) さらに味付けについては一般的な子供の特性について書かれているため、現在御自身が作っている料理の味付けの何が子供に好まれ、何が受け入れられないかがよくわかります。この通りの味付けをすればきっと食べてもらえるのだと思いますが、もともとが地域性や個別性の高い味付けのお宅では大人にとってはものすごく平凡な味になってしまうのではないかなという気がします。 ちなみにうちの娘はシナモンやらひじきが大好きですが、自分の小さいころはどちらも受け入れられませんでした。味覚の個体差はとても大きいようです。