よくこんなこときづくな。いい本です。
自分の意思はどのように決まるのか。
なんども読み返したくなるいい本です。
意思決定にあたり、われわれは二つのシステムを使用する。
一つ(システム1)は自動的に働く、衝動的・直観的で自分の見たものがすべてであり、この世界がどう見えているか、何が自分の世界では正常かを表す。
他方(システム2)はシステム1からの提案をコントロールする論理的思考力で疑念を持つ。注意を集中させ探索を通じて答えを見つけようとする。だが、怠け者なのだ。
ヒューリスティックとは、困難な質問に対して、適切ではあるが往々にして不完全な答えを見つけるための単純な手続きのことを言う。別名当て推量という。
言い換えるとヒューリスティックとは入手しやすい情報を基に感情に従って、また単純化して判断することである。単純化とは近道して解決することだ。
人間の犯す特定の状況で決まって起きるエラーのことをバイアスという。入手しやすい情報で判断することや、後からあれは○○であるなどと後付けで理由を語ることだ。結果が悪いと、ちゃんと前兆があったのになぜ気づかなかったのかと人は言うが、前兆は事後になって初めて見えるものなのだ。またこれは信じたことが間違っていたことや、なぜできなかったことの理由を見つけようとすることでもある。
何事もうまくいったりいかなかったりするものでたまたまなのだ。これを平均への回帰という。
判断やリスクを評価するときは計測方法次第で何事も変わってくる。
その標本は信頼できるのか先行する情報に影響されていないか。
無価値の情報は全くないものとして取り扱わなければならない。
リスクがある判断をするとき、そのリスクを完全に無視するかむやみに重視するかのどちらかだ。
直観はアルゴリズムに勝てない。専門家の判断は統計より劣るので最終決定は用意した計算式にまかせることだ。
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