手にとって、ああ読んでよかったと思える本

新聞で見て、色街?飛田って何??という興味本位で手に取ってみました。 飛田新地について、何も知らない状態で読み進めましたが、下世話な話というイメージは一切なく、飛田新地にかつてあった「飛田新地の文化」が失われつつあるという内容でした。 「暗黙理に町の必要悪として認められていた飛田新地も、現在は大々的な求人広告が打てないこと、女性斡旋してたヤクザも立ち回れず、新手の斡旋業者が出たことで、飛田新地はかつての姿を失いつつある。 やってることは売春だが、かつては女の子を雇う親方が女の子を親のような気持ちで親身になって、困ったときは手を差し伸べてた。それが飛田新地の情緒だった。」という著者の言葉が印象的でした。 飛田新地の果たしていた役割、引いては日本の社会文化を知る上でも、読んで良かったと思えた本でした。