妄想

巻末に司馬さんの「文庫版あとがき」が載っています。司馬さんは自分に「なぜ小説を書くのか?」を問い、しかしながら出てくる答えはみな「うそ」であるといいます。司馬さんは「小説とは妄想」することで周りの人がみな昆虫に見えたこともあったそうです。一方でこうした妄想は悪であると押さえつける自分も存在していてそうしたせめぎ合いの中幕末の志士たちに熱中したのでしょう。