メルヘンなテイストの、ヤクザは本来キライだと明言している今野敏さんがあえて挑戦した、ハートウォーミングなヤクザ小説。 いわゆる、外部からのテコ入れで潰れかかった企業・団体・組織等を立て直す(リストラという単語の、本来の意味での再構築化)、という構図なわけですが、反社の代表格である極道が、まるで世直しをするかのように古い体質や慣習をぶち壊していくさまが痛快な読みどころ。 ありがちだとか、リアリティがないとか、そういうのは野暮というもの。これはメルヘンであり、ファンタジーであり、コメディなのだから。