ルポルタージュなのかビジネス本なのか

2012年夏に話題になった、JR東日本の新幹線をお掃除する会社のお話です。単なる列車、駅構内清掃会社から、「おもてなし」会社と変貌した事情をルポしています。本書は、組織変革や自己変容をどうもたらすかと言う事で話題や課題に挙げられることもあるようですが、内容としては単なるルポルタージュの域を出ていない印象です。筆者がそもそも対象に対してリスペクトし過ぎていて、報道されているような「感動」を共有することだけを狙いに本書を執筆したのであれば、そこそこの出来かもしれません。まあ、右肩下がりの日本において「現場力」を本当に引き出していくには、組織の変革や個人の資質が重要だという事は伝わってきます。これをもって、どんな組織でも現場力というのは、難しいですね。