鈍色幻視行もそうだったが、恩田さんは不穏な雰囲気を作るのがうまい。薄皮一枚はぐと知ってはいけない真実が横たわっているような、はいではいけないような、禁忌と緊張感がずっと漂う。おかげで読み終わるとぐったりする。