仕事とは何か、読後に考えたくなる良書

洋書によくある大量の具体例に苦戦したが、仕事について考えさせられる良書。全てが効率的であるはずの資本主義社会(民間企業を含む)において無意味な仕事(ブルシットジョブ)が存在し増え続けていることについて、私も経験してきたが本書を読むことで理解が深まった。テクノロジーの進歩によって週15時間労働の達成するとしたケインズの予測と、効率化しているはずの現実とのギャップについて考えるものがある。本書は、ブルシットジョブの原因について複数上げており、著者はその複雑さ故か政策的な提言を行わないとのことである。現状を変えるためには読者自身が考える必要があるが、本書を読むことで少なくとも体験から一段上の視座を得られる。