すごく恐ろしい話です。村人全員が犯罪者です。生まれた時から洗脳されていくと考えればいいのでしょうか?その恐ろしい話が不思議なまでに淡々と進んでいきます。でも途中で本を閉じることができないくらいグイグイと小説の中に引き込まれていくのです。吉村昭氏の小説は何冊も読みましたが、この「破船」は格別です。読み終わってこの話を大人のための童話のように感じたのは何故でしょうか。