吉村昭 凄すぎる

とにかく一気に読み終えました.生きようとする人間の強さ、生きぬくために犯さざるを得なかった犯罪、それをひたかくし、生き続けるための結束。誰がそれを咎めることが出来ようか。それがある時脆くも崩れ去る。罪と罰ではかたずけられぬが、罪を犯しながら生きるということは、崩壊をつねに背中に感じながら一時の安らぎに希望を見出して生きるしかない。貧困はだれの罪なのか。やるせなくせつない。