毛深き者達に幸あれ

待ちに待った第2弾の単行本。 2017年4月から、こちらを原作としたアニメの放送も始まり、活字とアニメの両方を楽しませてもらっています。 限られた話数だからか、アニメは原作とは違う部分もいくつかありますが、原作を読んでおくと一層楽しめるかな、と。 第1弾は家族がストーリーの中心でしたが、今回は恋に関係する話が増えている気がします。 総一郎夫婦の馴れ初め、早雲に夷川家との縁談が持ち上がった理由、生真面目でコチコチの矢一郎の恋、そして、矢三郎や矢二郎にも春の予感が。 そして海星は健気です。矢二郎が呆れて「さてはお前、阿呆だな」と言う位に。 そんな彼女を見ると、海星の母親(早雲の妻)も健気な狸だったのではないか?という気がしてきます。早雲は義姉のことを忘れられずにいたみたいですが、夫の心が自分にはないと判っていたとしても、夫を想い、夫の為に人知れず(狸知れず?)尽くしていたのではないかと思えてきます。 英国から戻った2代目(赤玉先生の息子)と弁天の今後についても目が離せません。 早雲は流石に狸親父でした。見事に騙されました。 新登場の天満屋も食えない御仁です。 二人(1人と1匹)は、この本の最後の方で「ある場所」にそこからやってきたある者に連れ去られてしまうのですが、あのコンビならきっと第3弾にも出てきそう。 第3弾が早く読みたいです。