『くだもの』『やさい』もよかったけど、この本にはさらに感動しました。食べ物としての苺にとどまらず、その生命を慈しむ心に溢れています。寒い冬を通り抜け、長い時間をかけて実ったいちごに「おいしそうな いちご、どうも ありがとう」と語りかけます。人は他の生き物の命の犠牲の上に生きているのだという、厳しい現実も見え隠れします。楽しいだけ、美しいだけではない絵本です。1歳の子どもの心にも、何か響くものがあるようですし、もっと大きくなってからも、この絵本を通じて教えられることはたくさんあると思います。