一流とは
本が届いて一気に読みました。
日韓ワールドカップのころ、私は氏のサッカーセンスは認めてはいたものの、そのどことなく弱々しいたたずまいがあまり好きではなかったのですが(たぶんにマスコミの取り上げ方の影響もあるとは思いますが)、最近になってたくましさが増し、好感を持つようになっていたところでした。
このサッカーノートを読むと、サッカー選手としても人間としても、氏が大きな成長を遂げてきたことがよくわかります。
一流の人間とは、一流の努力ができる人間のことだと思います。つい先ごろ、メジャーリーグで大記録を打ち立てたイチローもそうですが、自分自身を強く信じることができなければ、結局、努力は長続きしません。
サッカーノートの長期目標のところに、毎年のように「尊敬される人間になる」と書いてあったことも印象的でした。日韓ワールドカップの時のことが書かれているくだりでは、ほろりときました。
私は仕事で、日ごろ、中学生や高校生と接する機会が多いのですが、彼らは、ゆとり教育の弊害からか、競争を避け、できるだけ無理のないところに落ち着こうとする傾向があるように思えてなりません。氏のサッカーノートに「限界は自分が決める」という言葉がありますが、人間の一生は、自分の持っている能力をどこまで引き出せるかという真摯な戦いなのだと思います。このノートはその軌跡の生々しい記録ですが、ぜひ、中学生や高校生の子どもたちに参考にしてもらい、努力することを身につけてもらいたいものです。
最後に、(ノートを見せるのはハダカを見せるより恥ずかしい、と言いながらも)このノートを公開してくれた氏に、心から感謝したいと思います。
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