遣唐使達の命がけの渡航がよく分かる。 主人公は、鑑真和上ではなく、興福寺より派遣された僧「普照」。 玄ぼうや吉備真備、阿倍仲麻呂などの後世に残る名の人達ではなく、無名の遣唐使5名に焦点を当て、それぞれの役目や唐での修行生活、鑑真和上の日本へ渡るまでのいきさつ、すさまじい苦難が描かれています。 こういう歴史があって今がある。 また改めて奈良の奥深さを知りました。 それにしても、これほどまでに苦労して日本に渡った鑑真が、日本で歓迎されず中国に戻る事も出来ずにこの世を去っていった事、すごく切ないなぁと思いました。