三十数年ぶりに読み返してみたくて買いました。これは伊丹十三が最初の奥さんとヨーロッパに住んでいた頃のことを書いたエッセイですね。伊丹十三が文章の書き方は山口瞳に習ったと書いていたので初めて山口瞳を知り、それから山口瞳の愛読者になりました。昭和40年に発行されたこの本、今読んでも古く感じないことに驚きます。もちろん世界の状況は変わっているのですがこのこだわり、この才能が早くに喪われたことを本当に残念に思います。