「傷」から連想するのは、痛みや事故、消せないなどネガティブ寄りなワードが多かったが、そういうのとはすこし違う方向へ連れて行ってくれた。読むうちに自分の身体にのこる怪我や手術の痕にまつわるいろんなことを回想していて、集中して物語を読んでいると同時に自分のことも考え浸るという珍しい読書体験になった。大事な短編集になった。