恵まれた方達

退職後の生活に満足しているしていないに係わらず、退職を終えた方たちの実例が多数紹介されています。全体としてまとまりがなく、平均的なサラリーマン家庭からしてみれば、ある程度収入的にも環境的にも恵まれた方達ばかりが紹介されているように感じました。 結びとして、「良い顔」でいることが定年後の目標とされていますが、他人から見た「良い顔」というのは、その人物の印象を受け取る側の主観が大いに関係する事なので、極めて抽象的で分かりにくい表現だと感じます。加齢には病気や、身体機能的な不調が付き物で、親や夫婦間での介護の時期も重なり、そうそう「良い顔」ばかりしていられない事のほうが多くなるのも仕方のない事のようにも思えます。 著者がまだ60代前半と若いので、全体として定年後についての理想論を語っているような印象を受けました。ランキングとタイトルにつられて、購入しましたが、期待したほどの収穫はありませんでした。