副題のとおり、まさにこの著者の「思索」です。私は臨床医師ならではの病院での出来事をある程度期待していたのですが、違いました。 死後の世界のことや、スウェーデンボルグ、シルバーバーチ、交霊などに興味があって、それらの本を読んだことのある人にはなんら珍しいことは書いてありません。 また、著者のプライベートな事実も載っていましたが、それに関しては最後のあとがきを読み、医師ならではのプロ意識だなと思いました。 人は肉体的には死ぬんですが、魂は消滅しないという意味での本題です。物質主義、現実主義の現代の多くの人間は、死んだら何もかもなくなり消滅すると信じている人もいるけど、医師という立場のこの著者は違います。私は個人的にそれについては嬉しい限りです。 それと、この本の内容は私には既知であったり、不思議な出来事もそんなに目新しいようなことではありませんでしたが、この著者の、「なぜ良心があるのか」という考えは私は今まで抱いたことがなかったので、それが私にとっての収穫となりました。