早く文庫になって欲しかった、待ち望んでいた文庫化で即買いした池井戸潤作品。 ドラマも良かったですが、やはり読み応え、重厚感、読後の爽快感では圧倒的に小説の方が上だな、と。ドラマにはドラマの良さがあり、原作に惚れ込んだスタッフの力量が良質な作品を生み出すのだとしたら、その元となっている原作小説のポテンシャルはいかほどか、というのを証明するかのような例ではないかと。 潰れかけた弱小工場が、世界的に名を知られる大企業とタメをはり大勝負に出る胸アツ構図。練りに練られたキャラクター、端役ひとりひとりにも向けられた温かみある視線。どれをとっても満足のいく読了感。