数学ガールの2冊目。妹キャラ登場で流行の萌を増やした?のではなく、緩いのに指摘が面白い人物を入れたかったのだろうか。それは兎も角、互いに素・合同・法や群・環・体などの話を丁寧にしながら、谷山志村予想・フライ曲線・楕円関数・モジュラーからフェルマーの最終定理へ積み上がっていく様は、NHK特集のアンドリュー・ワイルズとフェルマーの定理の特番を思わせて素晴らしい。「テトラ、あなたの心は震えないの?」とミルカさんが言ったように、数学ってすごい。感動する。この本はそれを味わわせてくれる良書の一つ。昔読んだ「素数に憑かれた人たち」も同じく感動を味わえるのであわせてお勧め。 登場人物で一番凄いのは3人に問題を出す名前しか出ない村木先生の導き方です。ほんとに高校の数学の先生か!? なお、3人+αの会話を楽しみたい人には、使い古されたストーリーでしかないのでお勧めしません。折角読んだのに数学の感動を味わえなかった人は味わえるまで再読すると良いです。