知らないまま生きるか、知って生きるか。

素晴らしい、凄まじい一冊。人の営みに善悪をつけるのではなく、ただ対等に彼らに向き合ってリポートする。上出さんは彼らに施しをするわけでもないし、我々に寄付を募るわけでもない。ただただ彼らを尊重し、生活や思いに身を寄せ、食事を見せてもらう。対等に接しているからこそ、ひもじいはずの彼らから「食う?」と聞かれたらもちろんもらっちゃう。食を通して彼らの生き様、思いにぐっとせまる。生きること、人間の生きる意味、自分の生き方について深く考え直す一冊。 彼らの生活を知らないまま生きるのと、知って生きるのは全然ちがうってくると思う。必読。