女性的な間取り図本
前から4分の3は、奇妙な間取り図ひとつに著者の一言コメント、もしくはコラム1ページ、という形式。
間取り図に関する他の書籍の多くが、賑やかに色々なコメントをつけて盛り上げているのに対し、この本はたった一言、どこか詩的なコメントがあるのみだったり、女性が好みそうな私小説風の短編がついていたり。間取り図ナイト等とはかなり毛色が異なる。
簡素化された中に著者の精神世界が散りばめられ、一種の現代アートのような雰囲気すら漂っている。
気に入るかどうかは作者と感性が近いかどうかによると思われる。
自分にはいまひとつ合わなかった。
間取り図愛好者にとって、奇妙な部屋の生活を妄想するのはよくあることなのだが、そうでない人には想像したこともない趣味の世界だ。この本は、そういう「そんな世界知らなかったけど話題になってたから手に取ってみた」読者に配慮しない。
後の4分の1は間取りを肴にした対談集。
前半とはうってかわってテンション高く馬鹿馬鹿しい話をしており、本編よりずっと理解しやすい。また、他の間取り図本と似た雰囲気である。
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